全く無意味な腰痛の画像診断

2019年2月17日

腰痛になって一般的な医療機関に行くと、「とりあえずレントゲンを撮りましょう」という流れになることが多いそうです。これは20世紀末まで世界中で行われていました。

 

その後、画像診断を行っても臨床転帰(腰痛改善)には無意味などころか有害であることが、疫学上明らかになり、先進国で腰痛診療ガイドラインというものが出され、それに沿って腰痛診療が行われるようになっています。

 

今回 American College of Physicians の提出した論文は、とりあえずの画像診断は有害なだけ という内容からすると、何だかんだ言ってもアメリカでも多くの 「とりあえずレントゲン」が横行していることが考えられます。

http://www.annals.org/content/154/3/I-36.full.pdf+html

内容は世界のガイドラインで示しているのと同様、通常の腰痛ならば(動けなくても)2日もすれば、回復しますし、1ヶ月もすれば治癒します、X線は癌の発生率を上げる可能性がある という内容のものです。

 

このような認識が一般化していないと、検査不足で訴えられる可能性があるため、それだけの理由でエックス線照射が行われるのだそうです。

 

日本では幸いにもカイロプラクティックが法制化されていませんので、エックス線を導入しているオフィスは少ないです。

 

85%の方が人生の中で1度は体験する腰痛。適切な医療機関に行かれることをおすすめしますが、くれぐれも不必要なレントゲンを浴びないようにしておきましょう。99%以上の腰痛に画像診断は無意味ですから。

 

ご参考までに。