歩行補助器具の使用は変形性膝関節症に影響を与えない

2019年2月19日

日本でも膝の痛みから歩行補助器具の使用をする人が多いですが、
原因が膝の軟骨の減少からと考えられています。
 
これは医学の教科書にそう書いてあるので、そのような診断が下されるのですが
膝の関節の関節が狭くなることで痛みが必ずしも発生するとは限らないことがこれまでの研究で
指摘されてきています。
 
今回の米国の研究ではそれらも踏まえて、歩行補助器具と膝関節の変形との関連性は
いかなるものかの研究がなされたようです。
 
歩行補助器具の使用発生を予測する因子を特定すること、と
歩行補助器具の使用が変形性膝関節症の変化と関連しているかを調べることを目的とした研究。
 
 
2,639例の高齢者を対象として歩行補助器具の使用開始について追跡した。
対象のうち、いわゆる膝痛がある人は874例
 
歩行補助器具と膝の痛みスコア
あるいは膝関節腔狭小化の進行との間に一貫した関連は認められなかった
 
使用開始の有意な理由は膝の痛みとバランスの問題であることが判明。
 
 
腰痛もそうですが、骨や軟骨の変形は痛みの直接の原因となっていることは少ないようです。
腰痛に関してはほぼ確定的になっているのですが、次は膝痛においても研究が進んできているようです。