閉経後のほてり

2019年2月17日

女性なら更年期障害の一つにほてり感があることをご存じかと思われます。

ほてりの症状軽減にSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)のエスシタロプラムが効果的であるというデータが発表されたようです。http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21245182

 

この薬は、当初うつ病の治療薬として開発されたのですが、その後腰痛などの筋骨格系の改善薬の一つとして短期間処方されると効果が見込めると考えられるようにになりました。

 

特に慢性痛がある人方で、ご自身でインターネットで調べて「うつじゃないのに、どうしてこの薬が処方されているのか、分からない」と疑問を持たれる方も多いようです。

 

具体的な作用は、脳の中のセロトニンという物質が再び脳脊髄液の中に戻るゲートを閉じて、脳内のセロトニン濃度を比較的上げた状態を保たせるものです。

 

 

のぼせやほてり、慢性の痛みにも向精神薬が、明らかに効果があるとは興味深いです。ただし、向精神薬には「日常活動性を増やす効果」は認められていませんので、長期的にみると、服用時より活動をあげていくことで、脳脊髄液内のセロトニン濃度を上げて行くことが根本的に必要ではないかと、私は考えています。