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伊藤孝英
カイロプラクティックそのまんまサンシャイン院長
RMIT大学(ロイヤルメルボルン工科大学)日本校卒業。B.C.Sc(カイロプラクティック学士), B.App.Sc.(応用理学士)。従来の筋骨格系障害としての腰背部痛という観点から、生物社会心理的要因としての腰背部痛へとシフトチェンジしてマルチモデルで腰痛ケアをしています。鬱・不安などの気分障害で過度な薬物療法に疑問をお持ちの方もお気軽にお問い合わせください。
そのまんまサンシャイン公式ホームページ
筋骨格系の症状はもとより代替医療のセカンドオピニオンもお気軽に聞きにきてください。https://chirosonomanma.com

人とのつながりと健康の関係

手をつなぐ
ヒトとのつながり
目次

助け合いの媒体

人とのつながりが、健康にどのような影響があるか考えるシンポジウムが開かれたようです。東大大学院医学系研究科の近藤尚己准教授は、誰もが役割を持っていると自覚できる仕組みや仕掛けの重要性を説いている。

約7000人の対象者の社会的ネットワークの量(友人・知人・家族の数、交流頻度、教会や地域活動に参加しているかなど)を測定し、長期間追跡調査した結果、つながりが最も少ない人の死亡率は、最も多い人よりも2―3倍という結果だそうです

人とのつながりがなぜ健康にいい影響を及ぼすのか

近藤氏は、「理屈的に言うと、ネットワークは助け合いの媒体。(身体的・精神的な)サポートをくれる人がたくさんいる人ほど、心筋梗塞のような致死的な疾患からの回復が早かったというデータもある」と解説。

一方で、「過剰にサポートを受け過ぎると自分が役に立っているという感覚を失ってしまう。サポートを受けるだけでなく、与えることが日々の活力になり、心も体も維持できることが分かっている」と話した。

また、町づくりなどでの人とのつながりを増やそうとする取り組みは、気を付けなければ、「仲間はずれ」を生み出し、健康格差を広げてしまう懸念もあると指摘した。(島村友太 氏報告)

力まずにその場にいられれば、こころも楽になってくるのでしょうね。

ボランティア 情けは人の為ならずの科学的説明

手助けをすることが、自らの負のストレスを減らす聖書のこのような言葉があるそうです。


(1ペテロ4:11)あなたが他者を助ける時、主はあなたの人生に恵みを増し加え続け、もっと素晴らしい勝利と成功の人生になるよう守ってくださいます。


科学的にこのような研究が出てくることは、個人的にはとっても面白い。宗教の教えに利他的な行いを勧めているとおもいますが、科学的に見ていっても、そのような結果になるようです。(Prosocial Behavior Mitigates the Negative Effects of Stress in Everyday Lifeより)

知人や友達を助けることが、精神的な健康や感情に対する日常のストレスを減らす

米国エール大学からの研究報告。情けは人のためならずと良く言います。誰かを助けることが自身のストレスを軽減することが科学的に証明されてきています。

日々の多くのストレスにより、私達の健康は脅かされている中でこの研究は「誰かを手助けすることが、自分自身のストレスを軽減する」ことを明らかにした。

例えば、クリスマス休暇が大きなストレスとなる場合がある。その時、助けを必要としている他人を支援することで、結果的にあなた自身の気持ちが少し良くなるのである と

エール大学医学部の研究著者であるエミリー・アンセル氏は述べている。

何らかの援助行為を行った者は1日の幸福感が高まった。そして援助行動が普段より少なかった者のストレスが多い日の感情は、積極性が減り、負の感情が増していた。

一方で、援助行為をよく行う者は、感情や精神的健康が保たれており、負の感情の増加が抑えられた。言い換えると、援助行為は健康のストレスの負の感情を緩衝するようだった。

「驚いたことは、この効果が日常経験のすべてにおいて一貫していたことである」とアンセル氏は述べている。

「例えば、ストレスの多い日に援助行為をした場合、日常の精神的な健康状態や積極性に対して、ストレスの影響をほとんど受けなかった。」

人助けをしている方々の方が、生き生きした人生を送っている。この部分はどれだけ生活が豊かになって物質的に恵まれていたとしても、人間として生きている限り変わらないところなのだろう。

手助けの仕方もいろいろあるとおもいます。電車で席を譲ったり、ちょっと高いけど近所の商店でお買い物をしたり、道案内をしてあげたりとほんの少しの行動が、自分の負のストレスを下げるようですよ。

情けは人のためならず ですね。どんどん手助けをすると、自分が楽になるのです

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