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うつ病のプラセボ効果、そのメカニズムから考える痛み治療

プラシーボ効果は医学の最先端になりつつある

Psychiatry誌2015年11月号の掲載報告によると
うつ治療はプラセボによりμ-オピオイドシステムの活性化がもたらされ、抗うつ効果に関連、さらに抗うつ薬の効果にも関連している可能性がある。
メディカルノートさんの記事が解りやすい)

そのμ(ミュー)オピオイドシステムとは体内の鎮痛システムでもあり癌疼痛薬物ガイドラインによるとモルヒネ、オキシコドン、フェンタニル、オキシコドン、コデイン、βエンドルフィン、エンドモルフィン-1.2などで発動する。どれか一つくらい聞いたことのある物質だとおもいます。

脳内、体内のこのシステムが賦活化(活性化)されると情動抑制、報酬効果、下降性の痛み抑制、意欲増進、セロトニン系の活性が起こるとされています。

このあたりに「痛み」と「うつ」の化学的共通項が見出されると思いますから、抑うつ傾向の方は痛みを憶えやすいのも理解しやすいです。
どんな治療にでもプラセボというものはあるのだが、そのプラセボ自体が痛みの治療にせよ、うつ治療にせよ重要であるのです。

2019年には医学誌ランセットがプラシーボ特集を行ったというくらい、実は医療において一番重要なのではないかと言われてきているのです。

知識人、農夫、キャリアウーマン、苦い結婚生活を経験した人がプラシーボ効果でやすい

それではどんな人たちにプラセボ効果が出やすいか。

プラセボが効く人達(明鳳会さんの記事引用)
1976年のモーテルらの報告によれば、プラセボ効果が効くのは、高等教育を受けた知識人、農夫、キャリアウーマン、苦い結婚生活を体験した人であるとあります。独立心と強い責任感を必要とする生活態度が要求される立場にある人達です。痛みが打ち出す依存状態は何より耐えがたく何としてでも抜け出したい、そうした人生観がプラセボ効果を高めているのかも知れません。

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あまり根性系精神論者になるつもりはないのですが、引きこもりや親離れできない状態というのは、考えようによっては上記の独立心という意味では少ないのかもしれません。

針治療が科学的にはどうなのか?と言われることもありますが、針の先生方はこの「人生観」も含めて診てくださっているのだと思います。
漢方は奥深いですね。

そう考えると、痛みや鬱から解放されたいのなら、プラセボ効果を大いに発揮されたいものです。
患者さん自身ができることは、知識を少しずつでも蓄積していき、痛みや苦しみから抜け出す!という独立した人生観を構築していく姿勢を作っていくことです。

ちなみにマイオセラピーの面白いところは、深部筋を振動させることで生命の危機反応として上記のμオピオイドシステムを活性化させる一つであるβ-エンドルフィン発現を強引に誘発させるところにもあります。要するにある程度痛い(笑)

この痛みに耐えきれば痛みが改善する と腹に決めることも大切です。

ランボー 怒りの肥満児はストレスホルモンが高値

ストレスが先か、肥満が先かは不明

肥満児はストレスホルモンの値が高いことが、オランダ、エラスムスMC-ソフィア小児病院(ロッテルダム)のErica van den Akker氏らの研究でわかった。

小規模研究ではあるが
8~12歳の肥満児20人と正常体重児20人の毛髪で、ストレスの指標と考えられているコルチゾール値を測定した。肥満児も正常体重児も、女児15人、男児5人と同じ人数で計測。

ストレスの指標で良く利用されるのがコルチゾール。
これは唾液ではある事もできるし、血液採取で測る事もできるホルモンです。今回の研究は毛髪で測定して1ヶ月間のストレス状況を把握。

【結果】平均コルチゾール値は肥満児では25pg/mg、正常体重児では17pg/mgだった。

van den Akker氏は、「肥満児では、8歳ですでにコルチゾール値が上昇していることがわかり驚いた。肥満児の心理的ストレスが実際に大きいのか、あるいはストレスホルモンの処理が肥満体では異なるのかはわからない。

このような疑問を解明することで、小児肥満の理解が進み、その治療方法が変わる可能性がある」と述べている。

Van氏のご指摘の通り、ホルモン処理の問題かもしれないし、ストレスが先にあるので良く食べるのかはこの研究では明らかではない。心理学にかんがえるとストレスが先にあるのだろう と考えたくなる。

このようなことを広げていくと、家庭環境の問題やら親子関係の問題に直面する事が多い。
いずれにせよ、子供たちが将来乗り越えていったほうが良い問題が多いと私は思います。

根本的な解決にとりくむと時間はかかりますし、遠回りもすることもあるでしょうが、少しずつ良い方向にむかっていくことが人生において大切な姿勢であることは間違いありません。

多くのストレスを抱えていたり、親に気を使い過ぎる子供の背中は張っています。

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