ストレス少なく生きる男性は女性を不快にさせない
女性の社会進出が目覚ましく、さまざまなシーンで男女平等が叫ばれる世の中になりました。そんな中で男性は以前より女性を不快にさせてはいけないという社会認識が広がっているようにも思えます。
粋な仕草は並の男には簡単には真似できません。
そこで他の方法で女性を不快にさせないことが出来るとしたら自分がノンストレスになってしまうという方法があります。
2012年の研究~匂いでコミュニケーションを取っているという新しい知見~
2日間匂いのある食べ物やアルコールを取ら無いという条件で
http://www.psychologicalscience.org/index.php/news/releases/the-knowing-nose-chemosignals-communicate-human-emotions.html
①激し過ぎる運動をした男性
②煙草を吸った男性の汗の匂いを、女性に嗅いでもらい反応を見たものです。
何かしらのストレスを感じていた男性の汗の匂いは、女性を感情的に不快にさせるようです。
この研究から考えると、ストレスを感じている男性は遅かれ早かれ女性を不快にさせてしまうようですから、頑張ってお金を持ってイライラしがちな男性より、稼ぎは少ないけどそれなりに満足して生きている、ノンストレスの男を目指す方が長期戦で得策なのかもしれません。
ストレスが高い時は揮発性の高い汗が出る
汗のにおいの研究は年々進んでいて、感情と汗の匂いが関連していることが言われています。例えば強いストレスを感じている時は脇の下に沢山の汗をかくことが昔から言われていますが、実験でも確認されており、さらに揮発性が高い汗が出ているというのです。
揮発性が高いというのは匂いとして周囲が認識しやすいと言えます。
これらの研究は匂いでも人間はコミュニケーションを取り合っているという説を裏付けるもので興味深いですよね。
こういうのは匂いフェチの方はよく判ると思います。嗅覚は原始的な脳機能なので、これらの機能を使って言語が発達する前からコミュニケーションをしていたのではないでしょうか?
十分な研究により、体臭は恐怖などの一時的な感情を伝えることができることが示されています。そして高恐怖グループはより高用量の脇の下の汗を生成し、より高用量の恐怖の汗はより揮発性の分子を放出したのを確認。
de Groot JHB, Kirk PA, Gottfried JA. Encoding fear intensity in human sweat. Philos Trans R Soc Lond B Biol Sci. 2020 Jun 8;375(1800):20190271. doi: 10.1098/rstb.2019.0271. Epub 2020 Apr 20. PMID: 32306883; PMCID: PMC7209933.
施術で出る汗
余談にはなりますが、マイオセラピーの治療中に交感神経性の発汗が起こることがしばしばあるのですが、症状からの回復期にある患者さんの汗の匂いはとても不快な匂いがします。
腐ったような匂いの汗です。昔から治療で「悪いものが出た」と表現しますが、本当に悪いものが汗からどっさり出てくるのだと感じています。
嗅覚は言葉や視覚よりも、もっと古い感覚だとよく言われますよね。黙っててもなんとなく落ち着く男性、たくさん喋っていても落ち着かないしなんかイライラする男性というのは、もしかしたら発している匂いが良くないのかもしれませんね。
お互いに工夫をして今よりもストレスの少ない社会生活を構築していきたいものです。